幼い頃、ダンサーになるという夢を持っていた朝子。
その幼い朝子にパパは、苦しい時にユゲンティアに行けば夜空を飛ぶ兎が守ってくれると教えてくれたあと、朝子の前から消える。大人になってバーで働いている朝子は、ある日産婦人科の医者から兎を妊娠したことを言われる。
悩みのあと、胎児を中絶することにする朝子。
中絶のあと出勤したバーでは、お店のオーナーの愛ちゃん、そして愛の常連のリョウ君がいる。なくなった昔の恋人をまだ忘れられていない愛と、その愛に片思いをしているリョウ。
酔っ払ったリョウの発言が複雑な気持ちでいた朝子の癇に触る。
リョウに怒って家に帰ってきた朝子は、パパが残した兎のぬいぐるみを見て、ユゲンティアの夜空を飛ぶ兎の話を思い出したまま、眠りに落ちて行く…